書評・イリヤの空、UFOの夏
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著者:秋山瑞人/
イラスト:駒都え〜じ/
電撃文庫/角川書店/全四巻完結
この作品は2001年から2003年まで電撃文庫から発売された、SFラブロマンス小説です。
筆者一番のお気に入りであるこの作品は、文章によるライブ感覚とでもいいましょうか、素晴らしく読者の想像力を刺激する独特の文章が持ち味です。
ぶっちゃけましょう。
死ぬ程おもしろかったです!
特にクライマックス突入時には津波のように押し寄せる文章への吸着エネルギーが発生し、圧倒的に引き込まれます。
あと、物語の引っ張り方、伏線の張り方が非常にうまいですね。
気になるシーンや物、人の正体をなかなか明かさないので、もう気になってぐいぐい読み進めてしまうんですよ!
もー作者はずるいです!(笑)
その3では特にそうです。
水前寺が見たエイリアンってどんなんだったんだーっ!
記者を襲ったのはいったい誰だったんだーっ!
しかも物語には関係ないからか、完結した今でもその正体は明かされていないという…。
ぜひ、その辺の事情を知る機会を設けていただきたいものです。
「イリヤ」についてもその1ではほとんどその詳細が謎のままで話が進んでいきましたが、そこが逆に好奇心をそそられるんですよねぇ〜。
なにしろほんとに無口でほとんど喋らないだけに、その2での自分の過去を告白するシーンは鳥肌が立つくらい震えました。
というか泣きました。
撃沈です。
そりゃ泣きますよ!
ええ、泣きます。
あの鉄面皮の中にあれほど深く辛く悲しい経験を秘めてるとはさすがに予想できませんでしたよ。
というわけでまだ読んでない人がもしレビューを読んでたら、今すぐ書店へGO!
「イリヤの空、UFOの夏」を読んでいないあなたは確実に人生を損しています。私が断言します。たぶんこれを読者はみんなそう思っていますよ!(きっぱり)
ああ、どうして私はノーベル文学賞の選考員ではないのだろう?
もし選考員だったら確実に推薦するのに〜(笑)と、まぁ私によってはこれほどの評価を与えるという驚異の作品であります。
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