書評/学校の階段
学校の階段
著者/櫂末高彰
イラスト/甘福あまね
ファミ通文庫/エンターブレイン
.
.
良い点
「熱いっ!」という評判通り熱いお話でした。
特に後半は驚愕の展開の数々で目が離せません!
小夏姉さん怖ぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!
美冬も良かったです。
折り込みイラストの人物紹介は11人。
初めはキャラが多すぎに感じたのですが、それぞれきちんとキャラが立っており、物語の中で役割がありました。
ラストで階段部が存続に向かう流れは、胸にぐっと来ました。
いやぁ、青春ですなぁ。
あと、イラストが良い味出してます。
「パンツはいてなーい」万ー歳ーーい!(笑)
読みやすいところも良いですね。
.
悪い所
欠点かというと微妙ですが、良くも悪くも「ライトノベル」って感じの作品なので、文章の読み応えはあまりないです。
あと、私自身の好みの問題ですが、「熱血!」ものはあんまり好みではなかったりします。
どっちかと「戯言シリーズ」のいーちゃんみたいに俗っぽい冷めた主人公の方が、私にはしっくりくるんですよね。
どっちかというとインデックスやゼロの使い魔と、根本的な方向性が近い気がします。
作者の性格でしょうね。
そういう意味で私との相性は微妙でした。
.
総評
物語が後半に収束していく流れが絶妙で、楽しめる物語でした。
さすがにえんため大賞優秀賞です。
特に後半には見所が集中していて、一気に読めてしまいました。
伏線があったにも関わらずまだ明かされていないのですが、九重が階段部を始めた理由が気になるところです。
階段レースという発想はおもしろいのですが、部員達がこういういかにも変な部にいて真剣に打ち込んでいる理由はほとんど語られず、そこは物足りなかったです。
特にクールな刈谷やお嬢様っぽい天ヶ崎は、どんな事情があって部にいるのか、性格が性格なだけに気になります。
それとも次巻以降で語られるのでしょうか。
おもしろいことはおもしろいのですがそれほど好みのお話でもないので、気が向いたら次巻も読んでみようと思います。
| 固定リンク

















コメント