書評/終わる世界、終わらない夏休み~芹沢和也の終末~
終わる世界、終わらない夏休み
~芹沢和也の終末~
著者/あきさかあさひ
イラスト/東条さかな
ファミ通文庫/エンターブレイン
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あとがきより引用。
「×××ってゲームにそっくり」
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申し訳ないのですが、今回に限ってはまともに評価できそうもありません。
というのも、私はこの作品とそっくりなゲームをプレイ済みなうえ、大ファンだからです。
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良い点
おきなり「おっぱいおっぱいおっぱいっ」などとのたまうヒロイン亜美が素敵です!
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そう、まるでエロゲーのように。
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もはやこの女、痴女と化しています!
なにしろ女子の胸をもみまくるは、スカートはめくるはで、好き放題かましてくれます!
いくらなんでもセクハラでしょうに(笑)
というか、スカートをめくられても平然としている星野さんも、あらやだ素敵♪
かなり無駄にエロイですよ、これは!
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そう、まるでエロゲーのように。
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とはいえ、世界を救う方法を時間を『ループ』しながら模索していく基本展開も、それなりに読み応えがあります。
キャラがコミカルで読んでいてまったく飽きないといいますか、読みやすくて良いですね。
小難しくなりがちな『ループ物』なのですが、非常にとっつきやすいわかりやすさは大きな魅力です。
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悪い所
そう、まるでエロゲーのように。
うーん、なにしろ、すでに作者いわく、そっくりなゲームを私はプレイしていたため、どうしても比較してしまうのですよ。
一応、伏字にしておきますが、“CROSS†CHANNEL”というエロゲ界の伝説に残るSF名作と、世界観や展開の一部が似ています。
とはいえ一応パクリではないようですし、キャラや基本展開は異なりますので、気にせず読もうとしました。
でもやっぱり無理でした。
なにしろ“CROSS†CHANNEL”が、あまりにも素晴らしすぎるために、この作品の粗や欠点が目について仕方ありませんでした。
例えば、最初に主人公が亜美の家に訪れたとき、いきなり本当のことを話し出す展開はやけに唐突でした。
あと、P171で、亜美が将来のことをきちんと考えていたというだけで「ただ者じゃないと気づくべきだった」と主人公がいいますが、ちょっと無理がある気がします。
高校生が将来のことを考えていたというのは、ごく普通では?
そりゃセクハラとかする人ではありますけど(苦笑)
とまぁ、ループ物という難しい題材ではありますが、甘さが目立つといいますか細かい突っ込み所が多い印象を受けてしまいました。
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総評
「タイムループ」物としてはとっつきやすく、読みやすい出来ではあります。
たぶん、上記のゲームをプレイしたことがなければ、より楽しめる作品ではあると思います。
なにしろ“CROSS†CHANNEL”は、私が知る物語の中でもベスト5に食い込む、超お気に入り作品。
どうしても比較せずにいられないのです。
ちなみにこの作品、明らかに「上巻」として後に続く形式で終了していますので、下巻が出てから一気に読むのもありかもしれません。
正直言って欠点も多いのですが、今後の展開がかなり気になりました。
下巻の方がより“CROSS†CHANNEL”とは似てなさそうですし、続きは読もうと思います。
こんなに中途半端にお話を切られては、気になってしまいますよ(笑)
ずるいですなぁ。
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