書評/狼と香辛料(3)
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狼と香辛料(3)
著者/支倉凍砂
イラスト/文倉十
電撃文庫/メディアワークス
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2006年上半期ラノベブログ杯第1位!
2ちゃんねる2006年上半期ライトノベル板大賞第1位!
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良い点
日常である序盤からして、ホロとロレンスの会話が素晴らしいっ!
お互いがお互いを心から深く理解しているからこそ、できる会話ですね。
渾身の力を込めた壮絶な心理戦。
心理の読み合いと駆け引きを、全て「相手をからかう」という目的に集約しているのが、恐れ入ります。
最後には、いつもホロが勝つんですけどねー(苦笑)
女は強いっ。(≧▽≦)
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若き腕利き商人・アマーティが、ホロへの結婚の申し込みを宣言してから、ぐっとお話が引き締まりました!
初めこそ、無謀な告白と思わせた宣言でしたが、物語が進むに伴いあれよあれよという間にロレンスの勝ち目が薄くなっていく展開が絶妙かつ巧み!!!
完全にお話にのめり込んでしまいました。
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特に、故郷が滅びているかもしれないと知った瞬間のホロの痛々しさは辛かった……。
いつも余裕を持って話をするホロが、あんなに辛そうにしているのを見るのは本当に辛いですね。
その後の口論から、本当にホロがロレンスと別れてしまう可能性が浮上。
さすがに婚姻届のホロのサインがあるのを知ったときは、まさかの展開に呆然としてしまいました!
さすがに婚姻届のサインまでも見せられて、危機感を覚えないロレンスはいないでしょう。
ここからのロレンスは非常に好感を持ちました!
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アマーティに対して、「信用買い」という名の勝負を挑むロレンス。
一度は拒んだアマーティでしたが、決め手となったのはこの言葉。
「ホロは旅の途中、私の腕の中で三度泣きました」
そう来ますかーーーーーーーー!
盛大に吹きました(笑)
挑発だとわかっていても、これはアマーティの立場では受けざるを得ませんっ。
なんて卑怯な(^^;)
素晴らしいっ。
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それにしても、終盤での黄鉄鉱の価格競争の現場は緊迫感に溢れておりました。
刻一刻と移り変わってゆく状況が、読み応えがあって仕方がありません!
その中でも、状況を打破したラントくんの言葉が素晴らしすぎますっ!
諦めるなと言う一方で、ホロが好きだと告白する姿には非常に心打たれましたよ。
(TД⊂)
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そしてネタばらし満載のエピローグまで、見事という他ありません。
凄い。
狼と香辛料は、本当に凄いっΣ(゚▽゚;)
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悪い点
ありません。
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総評
最高傑作にふさわしいクオリティに興奮冷めやりませんっ!
ホロの言うこと全てを名言集に収録したいくらいに、ホロは素晴らしかったです!
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未だ読んでおられない方、ホロの素晴らしさをよくお聞きくださいませ。
パタパタと振る「しっぽ」
特徴的に向きを変える「耳」
人間の域を遥かに超えた絶大な「信頼」
からかっても軽く受け流してしまう「狡猾さ」
その読後感と幸福感の絶妙の混交たるや、「狼っ娘」の概念を一段上に押し上げるにたるものなんですから。
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この作品を読んだ感想を一言で表すと、どうなるんでしょう。
ってこの作品を読んだあとでは、これだけしか思い浮かびません。
今ならはっきりといえる。
「言葉ではとても言い表せない」と(笑)
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