書評/BLACK BLOOD BROTHERS(S3)
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BLACK BLOOD BROTHERS S3
―ブラック・ブラッド・ブラザーズ短編集―
著者/あざの 耕平
イラスト/草河遊也
富士見ファンタジア文庫/富士見書房
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アニメDVD第1巻発売中!
「ぜひ買ってね。(笑顔で)」
と、あざの耕平さんがおっしゃっておりました。
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良い点
今回の短編集は時系列的には、3巻から5巻の間のお話でした。本編ではそれほどスポットが当たらないサブキャラの日常が垣間見れる、ファン垂涎の一冊でありました!具体的には、ケイン、ゼルマン、サユカですね。そして本編への伏線的なお話や書き下ろしの過去編も!本編を読んでおられない方は、第一巻からどうぞ!
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第一話。
「必殺技が欲しい!」というコタロウをジローが特訓するお話。
どう見ても一番おもしろかったのはお話後のインターミッションでした。本当にありがとうございました。クラッシュレンジャーの結成を画策する特区の盟主が素敵すぎます(笑)
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第二話。
ミミコが宝くじに当選したお話。
ミミコが宝くじに当選したという時点で、どう考えてもオチへの前振りなわけですが(オイ)期待を裏切らない悲壮なオチでした(笑)ミミコーッ!(泣)あ、あんたって娘は(TД⊂)ネタバレにつき、オチは秘密っ。
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第三話。
『マリーン・バンクの』のATMが夜会(カブン)の小者に襲撃されたという事件を解決するお話。
判断を早まった部下に対して。制裁を加えなおかつ温情を見せるケインが実にかっこいいのですっ。
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第四話。
ゼルマンが鬱陶しい寄生虫をぷちっと潰したお話。
本編5巻の伏線にもなっているお話ですね。吸血鬼の設定についても少しばかり掘り下げられておりました。
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第五話。
ゼルマンの僕・サユカとミミコが飲んだくれるお話。
今回の一番のお気に入りです!普段クールなサユカが、初めて飲んだ酒の勢いで本音をぶちまけまくるお約束展開に笑いが止まりませんっ!そうそう、こういうお話が一番見たかったんですよっ!インターミッションで、ゼルマンを誤魔化して必死に写真を撮影するサユカも素晴らしい(*´Д`)
ところで、ミミコ。あんた、休日の過ごし方が「デパ地下で試食」「化粧品“試供品”選び」というのはどうなんですか(笑)
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第六話。
おみくじが各キャラの未来を暗示しているお話。
おみくじやコタロウの何気ない仕草が、本編への伏線になっています。既に未来に当たる本編を読んでいるため、とても感慨深い……。いつまでも、こういう無邪気なBBBキャラ達を見守りたい気もしますが、もう運命の歯車は回り始めているんですよね。
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第七話。
過去編。舞台は禁酒法時代のニューヨーク(バッカーノ1巻と一緒ですね)
本編4巻でも思いましたけれど、あざのさんの書く世界史は、どんな教科書よりもおもしろく感じられます(笑)アリスとジローのラブラブぶりに、カーサが嫉妬する姿が微笑ましいですなぁ。地味だけれども非常に読み応えたっぷりなエピソードでした。
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悪い点
第一話では、お話をコミカルにしようという作者の気負いが見られました(苦笑)ジローが普段とあまりにキャラが違いすぎる気が。第二話以降は、そんな気負いが無くなっていたので、ほっとしました。
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総評
サブキャラの魅力を掘り下げて、本編への伏線を盛り込み、さらにジローとアリスの過去にも触れ、馬鹿話もある。大変盛りだくさんの内容で満足な短編集でした!
ここから第5巻へ繋がると思うと、感慨深いですね。ゼルマンの欲求不満ぶり、コタロウが吸血へ興味を持ったこと、三人の未来を暗示しているおみくじなど、本編への補足も抜群です。あくまで外伝的な内容ですが、短編集としては、さしたる不満も見当たらない、珠玉の一冊でありました。
本編7巻が、本当に待ち遠しい限りです。
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