書評/神様のメモ帳
火目の巫女では見られなかったコメディタッチのキャラの会話がおもしろくて、序盤から「これは良い物を掴んだぞ!」と期待が膨らむばかりでした。ニートのテツ先輩から「お前には見込みがある(ニートの)」「あと二年もすれば立派なニートになる」と、主人公ナルミに真面目に言っているシーンには笑わされましたね(笑)まるでニートが偉い人のようです!
ヒロインのアリスも魅力的でした。かなりの偏食家です。食べる物がネギラーメンの麺、チャーシュー、卵抜きっていうのには笑わされました(笑)ネギしか残ってませんっ!普通のラーメンを(栄養を取れと半ば脅迫されて)泣きそうになりながら食べる姿は、ある意味萌え?冷蔵庫に山のようなドクターペッパーを保管しているところなど、笑い所には事欠かない娘ですねー。
物語的には杉井光らしく、中盤以降はかなり痛々しかったです。しかし、引かれた伏線が気になって夢中で読めました。彩夏があ-いう行動(※ネタバレ)を取った理由の部分なんて、もう痛くて痛くて……。
一方で、ちょっと暖かくてせつない結末も、実に良いんです。
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悪い点
かなり痛々しい描写やシーンがあるので、痛いのが苦手な方には不向きな小説かと思われます。
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総評
笑いあり、せつないシーンありと、期待以上の傑作でした。人を選ぶ小説ですが、満足度は高いです。火目の巫女より、断然こっちの方が好きです!続きを出せる結末でしたし、続編が出ることに、期待したいですね。
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