書評/イヴは夜明けに微笑んで 黄昏色の詠使い
イヴは夜明けに微笑んで
黄昏色の詠使い
著者/細音 啓
イラスト/竹岡美穂
富士見ファンタジア文庫/富士見書房
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第18回ファンタジア長編小説大賞<佳作>!
.良い点
絵買いです。
触媒(カタリスト)を介して名前を賛美し、詠うことで物質を招き寄せる能力「名詠式」。その専修学校に通う、クルーエル他数名が織り成す、学園ファンタジーです。
うん。全体的には、可も無く不可もなくといったところ。まずい点もありましたが、とりあえず良かった点から挙げていきます。
まず、雰囲気が良いですね。特に、異国語に振仮名をふって詩を載せている形式が、情感たっぷりです。イラストも相乗効果を挙げており、繊細な印象がさらに増しています。
キャラ達のやり取りも微笑ましい……かな。すみません、個人的には全体的にちょっと物足りない……。
シーンでいえば、カインツの誕生日にイブマリーがコートをプレゼントしたシーンは良かったですね。「昔、親にもらった」なんて口では言いつつ、値札の日付は昨日(笑)ツンデレだ!
伝説の虹色名詠士・カインツとイブマリーのプロローグが、終盤での出番も物語に深みを与えている点も巧いですね。
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悪い点
主人公についてほとんど紹介されていない点が、辛いですね。一応主人公もそれなりに活躍してはいるのですが、魅力が掘り下げられるようなイベントがないのも気になりました。終盤では、他の登場人物の視点が多いため、存在がまるで空気のように希薄です。
あと、世界観がまるっきりハリポタなのが、気になりましたね。なにしろハリポタは世界に名立たる名作。学園長や先生や、生徒の反応、怪物など、ところどころで比較してしまいました。
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総評
新人にしては穴らしい穴は無く、よくまとまっていたお話でした。まとまりすぎていて、逆に個性が薄いのは気がかりですが……。
個人的には可もなく不可もなく、そこそこでした。情感たっぷりの作風なので、どっちかというと女性向けだったのかもしれません。
悪い作品ではないと思いますが、ただ。私との相性が、ちょっと微妙な感じです。次巻は様子見かな。
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コメント
黄昏色の詠使いの1、2巻詠みました(笑)
確かに書いてある通り、1巻は、石(キメラ?)、2巻は蛇(卵?石?)ですから多少似てますね。
イラストが竹岡美穂さんなので、井上心葉と被ってる気がしますけど(笑)
後日書評を書きます。
投稿: 天道 | 2007年6月10日 (日) 11:04
おおう、天道さん。
お久しぶりなコメントですね。
掲示板は取ってしまいましたが、もし良かったらこれからはコメ欄を活用してください。
>黄昏色の詠使い
うーん、悪い作品でないのは読めばわかるんですが、どこか物足りないんですよー。
評判は良いので、やっぱり私と相性が悪いだけですかねー。
投稿: Mr.もやし | 2007年6月11日 (月) 00:28
そうですか、自分は好きな部類に入りますね。
投稿: 天道 | 2007年6月11日 (月) 10:55
うんうん、楽しめたなら、何よりですよ~。
投稿: Mr.もやし | 2007年6月12日 (火) 00:17