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2007年2月17日 (土)

書評/神曲奏界ポリフォニカ えきさいと・ぶるう

Photo_183☆☆☆☆

神曲奏界ポリフォニカ

えきさいと・ぶるう

著者/築地俊彦

イラスト/兎塚エイジ

GA文庫/ソフトバンク・クリエイティブ

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アニメ化が決定したポリフォニカシリーズの新色シリーズ!

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良い点

神曲を弾けない神曲楽士とメガネっ娘精霊・ルーファによるドタバタコメディ&バトル物です。

築地俊彦なのに普通に楽しめてしまって、先生驚いています。「まぶらほ」はアレでしたが、まともな小説も書ける方だったんですねー。

三味線の単身楽団で「ガラスを爪で引っ掻く音」や「アルミの板をフォークで引っ掻く音」を再現する主人公って、ひどいなぁと思いつつ。なかなか笑えました。会話がなかなかおもしろくて、退屈しませんね。

主人公・クルナがチンピラ・小悪党なんですが、ここまで堂々と悪い奴だと、逆に嫌悪感も沸きませんでした。不思議ですねぇ(笑)

特に終盤は良かったですね。フレーラの語ったクルナの音楽学院時代は興味深かったです。「精霊と人間は、分かり合うものであって、一方が一方を押さえつけるものではない」と語っていたこと。一瞬とはいえ素晴らしい演奏をしていたこと。気になる伏線が引かれ、次巻以降の展開が気になるものになっていました。正直、本当に驚いています(ひど)

カエルレウムの意味が明かされる場面も巧い。いや本当に、驚いています。

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悪い点

他シリーズの全く繋がりがないのが、個人的には残念ですね。これから、何らかの形で繋がりを見せてくれたら嬉しいですね。

あと、主人公の外道っぷりに拒絶感を感じることがあるかもしれません。

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総評

普通に楽しめてしまって、本当に驚いています。いや、さすがに作者を見くびりすぎていただけなのかもしれませんが(笑)

ドタバタ楽しめるであろうことは予想していましたが、後半のシリアス展開も、普通に楽しめたのが、完全に予想外でした。これなら次巻以降を読んでみても、全然構いません。むしろ読みたい。

ポリフォニカとしては異端なので、入門編としては黒か白の方がオススメですが、青も悪くないですね。

しつこいけど、いや、本当に意外(笑)

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