書評/嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
幸せの背景は不幸
著者/入間人間
イラスト/左
電撃文庫/メディアワークス
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嘘つき常習者と誘拐犯による、狂気に満ちたミステリ風味のサスペンスでした。
うーん。肌に合いませんでした。残念。
文体が非常に特殊で、驚きました。心理描写が綴られた段落の最後に「嘘だけど」と書かれております。個人的には、これが致命傷でした。
自分で思ったことにすら、平気で「嘘だけど」と付け足すので、何が本当で何が嘘なのか非常にわかりづらかった。混乱してしまいました。この作風は、ちょっと馴染めそうにありませんねえ。
あと文章も漢字が多用されているせいか、妙に読みづらかったです。おそらく狙ってやってるんでしょうが、私には合わないかなあ。
良いと思った点も書いておきます。
狂気に満ちた、まーちゃんとみーくんの姿は、よく描けていると思いました。問題作というだけあり、“狂気”がストレートに描かれていたと思います。御影瑛路と似たタイプかな。各章扉のイラスト内に文章を流す手法も、格好よく決まっておりました。
中に挿絵がないことにも、こだわりを感じます。ただ、酷な比較かもしれませんが、同じ手法を用いた名作「イリヤの空、UFOの夏」の秋山瑞人に比べると、大して凄腕には感じられませんでした。御影瑛路にせよ、今作にせよ、凝った手法を安易に使いすぎじゃないかなあ。肌に合わなかっただけかもしれませんが。
表紙やタイトルを見て、好みな作品に違いないと感じたのですが、意外と相性が悪い作風でした。うーん、残念。
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追記
ラノベサイト界隈でも、評価が真っ二つに割れている模様ですね。
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コメント
某戯言使いに似まくっているという説も採用したいですな。
投稿: hobo_king | 2007年6月20日 (水) 01:46
というか、戯言シリーズが出てから、あからさまに影響を受けた作品が増えている気がします(苦笑)
投稿: Mr.もやし | 2007年6月20日 (水) 02:41
>秋山瑞人に比べると
秋山さんと比べたらそりゃだめでしょう。秋山さんは僕の中ではハンター×ハンターの作者と同じ位置にいますから。ええ。
投稿: i-nya | 2007年6月20日 (水) 09:47
あー、富樫と秋山さんって、ちょうど似たような立ち位置ですよね~。
読みたいのに、全然出ない(涙)
投稿: Mr.もやし | 2007年6月21日 (木) 01:03